サクラのハナビラ
桜太くんと喋ってるとやっぱり何か心地良いな‥。




そんなことを思ってぼーっとしていると突然足下がぐらついた。




落ちていた木の枝に足が引っかかって‥倒れる‥‥!




「きゃっ‥」




!!




倒れるはずの体がふわっと持ち上がった。




「あっぶねー‥大丈夫かよ!ほんとそそっかしーな‥。」




‥桜太くんがあたしの体を抱きかかえてくれた‥。




あたしは固まって動けなくなった。




初めて触れた。




触れてしまった。




触れられたカラダが熱い‥。




そして気付く。




気づかないようにしていたのかもしれない。




もう隠しきれない。




触れ合った瞬間、確信に変わる‥。
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