短・チョコレートな恋【完】
バレンタイン
「愛子ぉー!ホントに渡すのぉ?」



隣にいるあたしの親友の真由美が言った。



「渡すったら渡すのぉー!」



あたしは決意したんだもん!



大、大、大好きな人、涼太君にチョコレートを渡すって!




あたし久々江愛子。


高校2年生。



彼氏はいない。




だけど、好きな人ならいる。




それは1個下の涼太君!



だからバレンタインにチョコレートをあげようと思っているだ!



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