短・チョコレートな恋【完】
「涼太君♪」



あたしがニッコリ笑うと涼太君はまたコイツかという顔をした。



「また来たんですか?」



低い声で言った。



「うん!あ、あのね?」



あたしがチョコレートを渡そうとした時、



「あっ、涼太あ!いたぁ!」




可愛らしい女の子が涼太君の近くに来た。



えっ?



最悪なんだけど。



誰?この女の人。



しかも涼太君にベタベタ触ってるし。



「これぇ!はい!」



その女の子が笑顔で涼太君にチョコレートを渡した。



ズキン



胸が痛む。



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