カノン




―…










「……ヒカリさん??」




「え?


…あ、ごめん。




どこまで話したっけ?笑」






「ヒカリさんとカナタさんと で、バンドを始める事に なって…

お2人でバンド名を考えていて…


サナギさんが……」




「あ、そっか 笑


そこね!




でね~、

それから どうしたっけな…。


あ、そうだ

それからサナがさぁ~…」






「…ヒカリさん」




「??」






「ヒカリさん、お疲れみたい なので…


無理して気 遣って くださらなくても、大丈夫ですよ」




「……」






「お3人、仲が良くて…

その やり取りが面白くって…、


お話 聞かせて貰って、すっごく楽しかったです!


なので楽しみは、

次回に取って おきます 笑」




君は やっぱり、にこにこ と 笑って そう言った。




"次回"って君が言ってくれて、…嬉しかった。




―でも……。


君に この話の続きをする事は、もう2度と なかった。





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