カノン
-06




自分の所為で歯車が狂い始めてる なんて事には、全く気付かず…

俺は普通に、君や楓という女の子の事を、サナに話していた。


ライブ以外の仕事を している時に1番 身近に居たのは、メンバーの他にはサナだけで、

そもそも俺が君と再会する事を示唆していたのはサナだったから…

特に君の話なんて、サナにしか出来なかった。




サナはリーダーと妙に気が合うらしく、俺 以外ではリーダーと よく話を していたから、

そのリーダーに関する事っていう事で、楓ちゃんの話も自然と出て来たし。


仕事の合間とか、作業途中の雑談の中で、サナには詳しく話してた。




そんな ある日……。





< 220 / 275 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop