花に、嵐
「……それ知られてたらアンタ大変だったね、きっと」
「あー、そうかも」
確かに旺司郎は、私にしてみればただの幼なじみってだけだけど、元々人目を惹く容姿と、気さくな性格で男女問わず誰とでも仲良くなれたりできるタイプ。
それに加えて、高校生になってから急におしゃれに目覚めたりしたもんだから、そりゃそこら辺の女の子が放っておくはずもなく。
かなりの人気者だったような記憶がある。
生徒会長だって、噂では8割近くが女子投票だったって当時は言われてたっけ。
「でも花菜は人気者だった山内君じゃなくて、お兄さんのほうを好きなのね」
「すすす好きって……まあ、そう、なんだけどね」
いままで誰にも言ったことなかった想いを、葉ちゃんにあっさりと言い当てられて、確かに当たってるけど、人から言われると妙に照れてしまう。
「あー、そうかも」
確かに旺司郎は、私にしてみればただの幼なじみってだけだけど、元々人目を惹く容姿と、気さくな性格で男女問わず誰とでも仲良くなれたりできるタイプ。
それに加えて、高校生になってから急におしゃれに目覚めたりしたもんだから、そりゃそこら辺の女の子が放っておくはずもなく。
かなりの人気者だったような記憶がある。
生徒会長だって、噂では8割近くが女子投票だったって当時は言われてたっけ。
「でも花菜は人気者だった山内君じゃなくて、お兄さんのほうを好きなのね」
「すすす好きって……まあ、そう、なんだけどね」
いままで誰にも言ったことなかった想いを、葉ちゃんにあっさりと言い当てられて、確かに当たってるけど、人から言われると妙に照れてしまう。