叫びたいのは、大好きな君への想いだけ。



離れないよ、離れない。
絶対。約束だ。


俺たちは家族なんだ。


母さんだって俺たちのそばにいる。
心配性な母さんのことだから、きっとすぐ近くで見守ってくれているに違いない。


それからしばらくして叔母さんの俺を呼ぶ声が聞こえて夏沙とふたりでリビングに向かった。



「……っ……!」



中に入ると紺色の浴衣を着た相沢に目を奪われる。


……か、かわいい……!!


すんげぇかわいい!


髪の毛も浴衣に合わせて編み込みされてサイドでゆるく結ばれている。



「どう?かわいいでしょ?」



叔母さんのドヤ顔にただただ頷いた。
照れた相沢の顔がまた色っぽい。


言葉が出ない。



「お姉ちゃんきれい!」



夏沙もすごく羨ましそうに見ている。


……やべ、どうしよう……。


浴衣って、いいな。


いつもと違う彼女にたじたじ。
目が合うと微笑まれて、本当に困る。


心ん中がキュンとしてたまんねぇ。


……好きだ。


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