隣の席の俺様ヤンキー



「だって、初めて会ったときだっていきなり自己紹介してくれてさ。
私の自転車がパンクしたときだって助けてくれたし・・・。なにかしら理由ないとそんなことまでしないでしょ?」絢香は俺の顔をジッと見た



今度は俺が顔を背けた



「あぁ、そんなこともあったっけ」


「あったっけじゃないよ!ねぇ、どこ好きになったの?」


「・・覚えてねぇーんだな。」


「なにが?」


「中学生んときのこと」


「え?」


いつか言おうかと思ってたんだけど言うしかないかな。
それから俺は中学生のときの出来事を話した。
その出来事がまさに、俺が絢香を好きになった理由。
< 154 / 202 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop