SトロベリージャM
「カジミノどうした?さっきから、ボケーっとして。普段より、更にまぬけな顔になってる。」


(いったい、だれのせいだと思ってるのよ~!)


実野里は、引きつった顔でダイを見た。


「なんだ。その、糊で引っ付けたような顔は。」


「もう、さっきから人の顔にケチつけるばっかり・・。」


今度は、ヤケクソになって、わざとふぐのような顔をした。


「いい大人が、そんな顔しやがって。」


真っ赤なふぐが、ダイの周囲を旋回していた。


「わたし、ダイに着いていくのはいいの。だけど、水着が苦手。日焼けするし、あと恥ずかしいから。ワンピースにパーカーはだめなの?」


怒りと恥らいのどっちで赤くなったのか分からないふぐだ。


「泳がないわけ?」


「泳ぐタイプではないな。どっちかというと、ヤシの木の下に、大きいパラソルを立てて、寝転がって海を眺めながら、歌詞でも考えよ~みたいなタイプ。」


ダイは呆れ顔になった。


「それってタイプに仕分けされるのか!?まぁ、あんまり、お前には露出されたくないし。いいんじゃね~。」

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