SトロベリージャM
首根っこを掴んでいたダイの手が、背中に回った。


そして、実野里を抱き締めながら、優しく背中を撫でた。


絹のブラウスが、スルスル音を立てた。


それと同時に、ダイの長い指が、間接的に下着に当たった。


「実野里・・。」


(そんな切ない声で名前を呼ばないで・・。)


そして、吐息を交ぜながら、耳を舐めた。


「ダっ、ダイっ・・。」


自分の感じた声を聞いたことのない実野里は、名前を呼ぶことで、その濡れた音を誤魔化した。


ダイは、耳元で囁いた。


「いつか、実野里の可愛い声、聞かせて。」


力の抜けた実野里は、ダイの胸に身を預けることしかできなかった。


実野里の頭の中は、真っ白だった。


(ダイチガ、ウスレテイク・・?)


一瞬、真っ白の中に、稲妻が走った気がした。
< 70 / 225 >

この作品をシェア

pagetop