ロンリーファイター
「椎菜さん、こっち見て」
「みっ見れない!ダメ!」
「…何で?」
「何でも!無理!」
真っ赤になる顔を隠すように下を向く私に、その手は私の顔を掴み上げさせる。
「……」
「…、」
ダメだ、恥ずかしい
触れる手が、見つめる目が…熱い。
「っ…」
バクバクと鳴る心臓にチラ、と視線をテーブルへと向けると、そこには空になったグラス。
…ん?
これは、まさか…
「…もしかして、酔ってる?」
「よっれないっす」
やっぱり酔ってる…!!