ロンリーファイター



「えぇ!?杏里がそんなことを!?」

「……」



一通りを話し終え、佐藤さんは思わず声を上げる。



「元々すごい子だとは思ってたけど…そこまで言っちゃうかぁ」

「うん…言われちゃったよ」

「けどおばさん発言は私も似たような記憶が…本当にすみません…!!」

「え?あっいいよ!気にしてないから!」



そういえば前に佐藤さんにも近い一言を言われたんだっけ…。

やっぱり私って、おばさん…!?



「でっでも!涼平が遊びとかそういうのないですよ!絶対!」

「うん、それはそうだと思うんだけど…」

「多分杏里悔しいんですよ。今更涼平にヨリ戻したがってるって噂だし」

「?」



狭いバックヤードの中、段ボールの山に囲まれながら佐藤さんは呟く。


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