もう一度、キミと。


*****



「それにしても真音ちゃん、大きくなったわね〜。初めて会ったときはこんなに小さかったのに!」

そんな小さくねぇよ、と僕は心の中でツッコんだ。

僕の家の前にいた真音を、とりあえず家に上がらせたはいいけれど…。

このおしゃべりな母親は、どうにかならないものだろうか…。

「じゃ、お母さんはスーパーに行ってくるから!やだ、タイムセールに遅れちゃう」

ゆっくりしていってね〜、と言い残して母は部屋を出た。

いきなり静かになってしまった。


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