もう一度、キミと。
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二つ目の絶叫マシンを乗り終えたところで、僕は気づいた。
真音が、元気でないことに。
やっぱりダメなんだな、と思いながら僕は次のアトラクションに行こうとする和也に提案した。
「和也、疲れたから少し僕は周りをウロウロしてくるよ。真音も、さ」
きっと和也のことだから、真音の具合が悪くなったと分かると、とても心配するだろう。
いい奴なのだが、きっと真音はほっといもらいたいタイプなのだ。