空から舞い降りた天使
「おはよ〜う。」



今日は校門前の服装チェックの日。



アタシは当番にあたってしまったの。



あっ、隼人だ。



「せんせ〜ん、おはよー。せんせ〜い、今日も可愛いいやん。」


「隼人、先生を、からかいすぎやで。ね、先生?」


浅田くんはにこっと笑い、爽やかさをふりまいて、隼人と一緒に歩きだす。



隼人に振り返ってほしい。


そう思った瞬間、

隼人はくるりと回り、アタシを遠くから見つめ、小さく手をふった。



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