空から舞い降りた天使
「どうした?…そんな顔して…」



その言葉にますます、涙がとまらなくなる。



「なんでもないし…」



「なんでも…ないかぁ…」


「うん。」



あかねの初めての泣き顔に、山下は、戸惑いながらも、鼓動は早くなっていく。



「あかね…」



あかねの名前を呼ぶと同時に、そのまま、あかねを壁に押しつける。




「きゃっ―‐」




山下はあかねの髪の毛を両手で掻き上げる






「先生…
あかん…
ドキドキしてる」



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