空から舞い降りた天使
扉があく音がして、あかねは、身体をたおし、瞳をとじる。



「早崎さん、どう?
寝てるのかな?」



あかねは、亜子の声を聞き少し安心したように。



「先生、大丈夫だから。」



「でも、顔色があまりよくないから、少し横になってたらいいわ。」



「先生、朝から、ごめんなさい。」



「早崎さん、どうしたの?貧血?」



「大丈夫。すぐによくなるし。」



「少し様子をみて、しんどかったら、帰ってもいいのよ。」



「先生、少し、ここにいてもいいかな?」






ガラガラガラ〜


勢い良く、扉がひらかれる。




息も荒々しく、どう見ても、走ってきた、山下が、慌てた様子で。




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