向日葵のような笑顔の君へ
あの後、俺と啓は瞬と別れ、
病院を出た。






「なぁ…啓」




「何??」





俺はさっきから胸の中で
モヤモヤする事を聞いてみた。




「何をしてても、たった1人の
女だけの事を考えてるって…どう思う??」




その言葉に啓は一瞬驚き、
あ。と思い出したような顔をした。





「あの倒れてた女の事か」




「よく分かったな」





俺は風に揺れる向日葵を
見つめた。




「今日、病院で会った。
それで、名前とアド教えてもらった」




「マジで?!」





もう一度驚いた啓。


顔面白っ。



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