走りゃんせ、スランプの爆風を正面に受けて
「はっ、はっ、はっ・・・ああ!さおりちゃん」
「なあに」

大学で私が陸上部だったことは言ってなかったか。

「この後、汗、流しに・・・いく?」

改めて全身をなめまわすように見てやると、確かに彼は5キロくらいは痩せたかも知れない。


「もう少し、痩せたらっていったでしょ」
「はい・・・」


私は、彼氏もマラソンもカレシも好き。
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