コイゴコロ。

「…佑季くん?」


「桃花が、あいつをどれだけ
 好きだったか知ってるよ。

 だから、思いっきり泣いていいよ。」

「ゆぅ……きくん…。
 な…んでそんなに優しぃ…の?」

「俺は桃花が好きだから。」

「でも、私、翔が…」

「知ってるよ。
 でも、俺なら桃花を幸せにする。

 俺じゃだめか?」

「わ…わたし…私はっ!!」

「わかってるよ。
 俺じゃかわりにならないってこと。
 でも、好きだからね。」

「ごめんなさい…ごめん…」

「桃花、謝ってほしくないよ。
 ずっと笑顔でいてほしいんだ。」
 だから…ほら、笑って?」

涙を拭いて
私は精一杯、笑った。

「よし!!いいぞ!!w
 これからもよろしくな!!」

「うん!!」

ありがと…
ありがと…佑季くん。
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