ケイヤク ~被写体 続編~



何度も瞬くフラッシュに、彼は眩しそうに目を細めた。


その表情を、レンズ越しに見た時、思わず息を止める。

これを撮り逃してはならないと、何度もシャッターを切った――。






「…満足した?」



そう聞いてくる彼は、トップアイドルである森本。

本来なら、私なんかがこうして撮影などできない存在。


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