レイニーディ



あ…ばれてた…w










「はい…行き方がわかんなかったので」











すると彼は不思議な笑みを浮かべた。











「ふーん…」











「?」











ピーンポーンパーンポーン



[新一年生のみなさんは校庭に集まってくださーい]














あ、いそがなきゃ










「ありがとうございましたっでは」










彼はニコニコと私に手を振ってくる。











私は振り返さずに、校庭に向かって走り出した。









その頃には雨もとっくに止んでいて。










濡れた私はただただ寒かった。













< 7 / 8 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop