ねえ、『好き』だよ?
第7話*答え。
ついてけるの?こんなあたしが?

ただ、『好き』なだけで?

どうしてッ?ついてけないよ・・・もう。



―諦めたらおしまい。



あたしがいっつも思っていること。
たとえ、幸があたしがすきでも諦めたら、他の子好きになっちゃかもしれない!
と思うたびに焦ってしまう。




ピーンポーン...

「はァい」
「奏ですけど・・・。」
「うん、幸かなァ?」
「あ、ハイ・・・。」
「待ってってね。」
ほォ・・・。またきてしまったよォ!
「何?なんか用?用なかったら、帰ってくれる?」
冷たいよォ・・・。
「あッいや・・・。あのさ!」
「俺が今好きな人は?だろ?」
「な、なんで・・・、知ってるの?」
「かッ関係ねェだろ。」
「ふふふふふッ。で、誰?」
恥ずかしがってる幸を見たのは、今日で二回目。
何回見ても、可愛い!
「え・・・っとォ・・・。」
「誰誰???」

がちゃッ―
ドアを閉められた~!最悪な事態だねェ・・・。
「ちょっと閉めないでよー!」
「誰にもいわねェ?!」
まだ玄関のところにいたみたい☆安心、安心♪
「言わないよォ!」
「なら・・・。」
「いいの?!」
「い、いいぞ。」
「やったァ☆」
「家の中はいって来い。」
え・・・?マジで?!いいの!?超ラッキーだね、あ・た・し!
「おっじゃましまァ~す!」
「俺の部屋こい!」
え?いきなり?!

「失礼しまァ~す・・・」
「汚ねェけど・・・。」
案外、綺麗・・・。
「汚くないよォ?あたしの部屋のが・・・。」
「そ、そうか?」
って?!話ずれてるよね・・・?
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