スマイル

帰ったらおねえちゃんがいる。
私だけが邪魔者・・・
帰りたくなくなるよ・・・


「お姉ちゃんが帰ってるの・・・」


「お~!奈央のお姉ちゃん?挨拶しないと!!」


は?それは違うでしょ!

勘違いの寛太は何故かはりきって、私を家に引っ張って帰った。
家の前で寛太には帰れ!と伝え、玄関に向かった。



「ただいま・・・」


「おかえり~奈央!」



お姉ちゃんが出迎えてくれた。



「あら、誰かと一緒なの??」



私が振り返ると、寛太が何故か玄関にいた。
帰れって言ったのに!!




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