【完】*お引越しラバー*
「まさか伊奈ちゃんとこんなとこで会うなんて偶然だねー。あら?友達と一緒?」
「…………はひ。」
「はひ?って!あははっ、今日もカワイイね〜」
無視したい葛藤の中で、なんとかしぼりだした変な返事に松橋は笑った。
それはそれは、すごくカッコ良くて。ぱっと見ね。
そして、なんと…なんと、あたしの髪をクシャッとして頭を撫でてきた。
これは…!!
女子が大好きな頭ポンポン!
本当に……やるなぁ、コイツ。
なんて思っていたら。