俺がお前の生きる理由。(仮題)


-----・・・


深夜3時



『・・・』


「目、覚めたのか。」



『・・・』



目を覚ました葵にそう問いかけると、まだ頭がはっきりしていないのか、ぼーっとしている。


「葵、どっか痛いところとか、気持ち悪いところあるか?」



少しずつ意識がはっきりしてきたのか、何回か瞬きをする。



「あおい?」



『桐生、さま?』





「ああ。」
















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