魔法の1日★バレンタインデー
私は、そう言いながら、
チョコを差し出した。


わかってるんだ。
この告白が無駄だってことぐらい。


「えっと、真帆…」

「あっ、わかってるから。
チョコだけ受け取ってくれない?

私たち、友達だよね。
明日からもずっと。」


私は、そう言って、
裕太の胸にチョコを押し付けて、

涙が溢れそうになったから、
ドアに向けて歩き出した。
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