年下男子にご注意を。


後ろから聞こえてきた呟くような声と、小さな足音に反応するより早く。



誰かに手首をぐいっと後ろに引かれ、視界が揺れた。






「え…」




下には階段…



もしかしてわたし、突き落とされたみたいな感じ…?





呑気にもそんな事を考えていたわたしに、すぐに鈍い音とともに衝撃が走った。





「…っ!!」




激しい痛みが体を襲う。



なんとかわたしの腕をひぱったのが誰か見ておこうと上を見上げてみると…






そこには楽しそうにわたしを見て笑っている、一人の女の子の姿があった。







「…な…んで…」











そして、その女の子の姿を最後にわたしは意識を失った______。











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