年下男子にご注意を。

今日は、わたしにも家族と出掛けるちゃんとした用事があったけど、いきなり香織がわたしの家に乗り込んできて…




「ちょっとあたしに付き合いなさいねっ!!」





と、わたしの事情も気にせず、命令口調で強引に連れて行かれた。


お母さん達は呑気なことに、いってらっしゃいとだけ言って、そのままわたしを置いて出掛けてしまい。




今に至るわけだけど…






「さっきから、何でそんなに必死になってるの?」




香織、いつもなら、適当に目に入ったものを買ったりしてたのに…




「そ、それはね…」





あ、顔が赤くなった。


こういう時は決まってあれだよね





「もしかして、男の子にプレゼント?」




「なっ…鋭い!」




「けっこう一緒にいるんだから反応で分かるよ。それで?誰にあげるの?」





その質問に、香織が少し困ったように返事をした。






< 21 / 235 >

この作品をシェア

pagetop