年下男子にご注意を。


わたしは話そうかどうか迷ったけど、香織なら相談にのってくれると思い、昨日あったことを全部話した…






「……ていう事があって」



「…そうだったんだ…」




香織は、しばらく黙ったままだった。




「とうとう、あの後輩くん、本格的に動き出したか…」



「…はい?」




いきなり口を開いたと思ったら、意味の分からないことを言い出した。





「まぁ、事情は分かったけど。真夕ってほんとドのつく鈍感さんですよね」



「はぁ?」




またそのこと?



しかも今度はドのつく鈍感て…さらにレベルアップしてるし。





「そんなの、今の話には関係ないでしょ!?」



「いーや、大いに関係ありますが?何か?」




まるで人の事を馬鹿にしているような香織の口調に、少し腹が立ってきた。





< 81 / 235 >

この作品をシェア

pagetop