鏡の国のソナタ
「九嵐先輩を侮辱しないでっ! なによっ! あんたなんか、顔は先輩にそっくりでも、中味はぜんぜん違うわよっ!」

睨みつけた弾みで、また、見てしまい……、素奈多は真っ赤になってうつむいた。


クランは、ククッと笑った。


「中味が違う? たりめーじゃん? だいたい、おまえ、俺みたいなもん創っちまって、やばいって判ってんのか? クローン・有機アンドロイド等製造禁止条例って知らねぇのかよ? 犯罪だぜぇ。あ~あ。掴まったら、死刑かもなぁ~?」

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