after rain 〜虹を待ちつづけて〜
その試合ではどの大会でもよく優勝している強豪校が勝った。


その学校の選手は長身の人がほとんどだった。


しかも強豪校だから1年生でもみんなそれぞれの実力がすごい。


「…ヤベェ……、もっと緊張してきた…。」


いろんなところからそんな声が聞こえてきた。


みんなやっぱり緊張するよね…。


マネージャーの私までも緊張してるんだもん…。


だけど、マネージャーの私がそんな緊張なんてしてる場合じゃないよね。


「みなさん、これまでの練習を活かして頑張ってきてください!」


みんなに聞こえるように声を張り上げて言った。


マネージャーの私ができるのは応援だけだから。


みんなの力を信じて全力で応援するんだ。


「天野ちゃん、ありがとね。」


「俺ら、頑張ってくるよ。」


先輩たちは私の頭をポンと叩きながら試合に向かって行った。


「頑張るよ!」


侑はすれ違いざまに私と璃音に向かって言った。


「しっかり見てろ。絶対優勝してやるから!」


いつもの笑顔で香坂くんは言った。


---ピーッ


数分後に試合が開始された。


「頑張れぇ!!」


私はみんななら大丈夫って、信じてるから。
< 138 / 377 >

この作品をシェア

pagetop