光源氏の腕の中【仮】
・・・

私は光司先生、

いや、光源氏の言葉に、

驚きを隠せなかった。

・・・

私たちの出会いから、

その時々の出来事。

その時の光源氏の想い。

すべてが内容通りだったから。

・・・

私はこの話を、

誰一人話していない。

言ったところで、

誰も信じてくれないと思っていたし、

このすべての出来事は、

自分の心の中に、しまっておきたかった。

・・・

「…これで、信じてもらえるか?」


「…本当に、

光…なんだね?」

「・・・ああ」


「私の大好きな光なんだよね?」

「そうだよ…朱音。

さぁ、おいで?」
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