愛と憎しみの果て~たどり着く場所~
「雄太…好きだよ」
甘えるように
裸のままの雄太の胸に、顔をつける。
「改めてまた なんだよ~
ううん?
一回じゃ 足りない?
欲張りだね~麻美は・・・」
足りない
全然足りない
ずっとずっと このままでいたい。
「ウフッ」
「おいで!」
両手広げた その胸にまた飛び込んだ。
ミシミシとベッドの音と
あたしの吐息
そして雄太の切ない吐息
あたしたちは いつも以上に燃え て 力尽きた。