愛と憎しみの果て~たどり着く場所~
あたしは静かに家を飛び出した。
行くあては、蘭子姉さんのところしかない
蘭子姉さんとは あたしの一番の気のおける二つ上の先輩
小学校の時から可愛がってくれて 今まで悩みもいっぱい相談した
「絶対内緒よ」
って事は絶対に守ってるれる人だ。
あたしは蘭子姉さんの顔を見た途端 泣き崩れた。
「何があったの?」
「もうダメだ・・・」
「雄太君とけんかした?」
あたしは首を横に振る。