愛と憎しみの果て~たどり着く場所~


あたしは静かに家を飛び出した。


行くあては、蘭子姉さんのところしかない


蘭子姉さんとは あたしの一番の気のおける二つ上の先輩


小学校の時から可愛がってくれて 今まで悩みもいっぱい相談した


「絶対内緒よ」


って事は絶対に守ってるれる人だ。


あたしは蘭子姉さんの顔を見た途端 泣き崩れた。


「何があったの?」


「もうダメだ・・・」


「雄太君とけんかした?」


あたしは首を横に振る。





< 39 / 316 >

この作品をシェア

pagetop