i miss you…。:*
少し驚いた顔をして拓斗が笑いだす
『俺は元気だから大丈夫』
『まりあに元気分けたいくらいね』
そう言って拓斗は家に帰ってった
私は深呼吸をしてから
ゆっくり振り向きマンションを見上げる
ここに、竜王 幸雄がいる
少し震える足に力を入れて
ここまで来たのだからと
自分に言い聞かす
手元にある地図を見る
そこには8階の8-k号室
それと4桁の暗証番号
鍵を握りしめホテルみたいに綺麗な
エントランスへと足を踏み入れる