二人の兄に激甘警報発令中!


「離さない。しばらくこうしていよう。」


語尾をハテナまじりで言う響也さん。


昨日の強引な口調とは全く違う優しい口調だ。


今の口調は私を心配してくれた時の稜也さんの口調に似ている。



琴音さんが双子だって言っていたから、顔がそっくりなのかな?って思っていたけど、



二卵性双生児で響也さんは雅也さん似で、稜也さんは琴音さん似だ。



トクントクントクン



響也さんの鼓動が心地良い。


でも暑い。


真夏の朝でも気温は高い。


あと一週間で学校だ。


毎日がドタバタになっちゃうな。



「よしッ!じゃあ朝ごはん食べるよ。」



響也さんはいきなり私を離し、反対方向を向いてそそくさリビングに向かった。


5秒以内に起こった事で、私は茫然と立ち尽くしている。


「朝から刺激強いです…。」



私は頬の熱を少しでも和らげようと右手を当てたが、



暑い夏のせいでどんどん暑くなっていきます。



夏のせいにしちゃダメだね。響也さんのせいだ。



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