二人の兄に激甘警報発令中!

俺は彩羽の左手を掴んで壁に追いやった。



「言いたいことはそれだけか?」



俺は無表情で彩羽に問い掛けた。

彩羽は驚いたような顔で俺を見上げる。


少し涙ぐんでいる切なそうな瞳で俺を見る。



「え……。」



俺は彩羽がそう言った瞬間に彩羽の唇を塞いだ。


それ以上聞きたくない。


彩羽から、お前の口からもう俺を求める声しか出せなくしてやる。


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