時計じかけの恋



「ちょっと屋上寒いねぇー。これだったら中庭のが良かったかな?」

でも中庭いたら先生に上から見られてバレちゃうか!って場を和ませようとしてくれる栞にはほんと感謝だ。

「ふふ、そうだね。バレちゃ困るから屋上で良かったよ!」

そう強がって無理に元気に振る舞うあたしに気づいてなのか。

「真美…何があったの?ゆっくりで良いから話して?あたしも真美の力になりたいから」

栞は少し遠慮気味に聞いていた。

栞ならきっと的確なアドバイスをくれるだろう、そう思ってあたしは少しずつ…話始めた。



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