意地悪上司は仔猫好き






嬉しくて信じられなくて涙が頬を滑り落ちていく。





唇が離れるといつになく優しく笑う櫂理さんが




「…また泣いてる。」




そう言うとまた優しく抱きしめた。





「…昼も夜もずっと俺の傍にいろよ。」





私は櫂理さんの胸に顔を埋めると




「…はい。」




そう言って頷いた。




< 163 / 248 >

この作品をシェア

pagetop