ハッピーバレンタイン!!
歓迎会の準備も順調にいき、すぐに終わった。
緋奈は俺をまっすぐに見て言った。

「今日は手伝ってくれてありがとう!!
もし私に手伝うことがあれば、なんでも言ってね!!」

それは俺の昔の記憶の中の女の子と同じセリフだった。

「手伝うって俺の何をだよ?」

俺は照れ隠しでそうぶっきらぼうに言った。

「もし、女の子たちの相手をするのが嫌になったとき、私が教室から連れ出してあげるよ!!」

「本当か!?」

俺がそう言うと彼女は、本当だよ、と答えた。

その後、俺と緋奈はメアドと携帯電話の電話番号を交換して家に帰った。

家に帰ると親父がもうすでに家にいた。
俺は何も言わず、親父の横を素通りした。
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