ハッピーバレンタイン!!
でもその時間は長くは続かなかった。

俺が親父の仕事の関係で隣町へ引っ越すことになったのだ。

その女の子に引っ越すことを言えないまま、引っ越しの日が来てしまった。

なのにその女の子は俺が引っ越すことを誰かに聞いたのか、俺が車に乗る直前に俺の家にやってきた。

俺を乗せた車が動き出すと、女の子は涙を流しながら車の速さに負けじと走ってくる。

しかし、子供が車に追いつけるはずもなく、段々と彼女の姿は見えなくなった。

俺は正直、その女の子が好きだった。
ほんとは一緒にいたかった。
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