初恋シグナル~再会は恋の合図~
「ねぇねぇ、美祈ちゃん!」
「ん?」
隣に座っていたクラスメイトに声を掛けられてそちらに視線を向けると、輝く瞳で見つめられた。
な、なに…!?
「美祈ちゃんって、辻村くんと付き合ってるの?」
「…………は!?」
質問の意味を理解するのにたっぷり時間を掛けた末、私は素っ頓狂な声を上げていた。
どうしてそんなことに!?
「付き合ってないよ!!なんで!?」
「え?だ、だって、仲良さそうだったし、お姫様だっこ…」
「それは私が怪我してたから…っ!」
「長谷川」
「ちょっと待って今大事な話してるから…、って、辻村くん!?」
いきなり隣から割り込んできた声がなんと噂の辻村くんで、私はまたもや驚いて声を上げていた。
って言っても、ノリノリで男子が歌ってるからかなり声はかき消されちゃってるんだけどね。
「な、なに?」