初恋シグナル~再会は恋の合図~


「あ、辻村」


「!?」



私の背後を見てそう言った鈴本くんの言葉に思わず振り返る。


そこには、不機嫌そうな表情の辻村くんが立っていた。


そ、そうだよね。


この打ち上げにだって、辻村くんは来るつもりなかったのに私が無理言って連れてきたんだもん。


それなのにつれてきた本人がいないなんて、怒りたくもなるよね!



「ご、ごめんね、すぐ戻るから」


「……別に、いいけど」


「なあ、辻村と長谷川って本当になんでもないわけ?」



疑わしそうな声で、鈴本くんが辻村くんにあろうことかそんな質問を投げかけた。



な、なに余計なこと言ってんだ鈴本…!!


あまりの衝撃に、思わず心の中で悪態をついてしまう。



「……なんでもってなんだよ」



相変わらずの不機嫌さマックスの声色で返す辻村くん。


なんか、怖い…。

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