私は彼の浮気相手!?~初恋相手はイケメン美男子~
見ると、隼人と雅が手を繋いで歩いている。




雅の表情は何故か楽しそうだった。




「おい雅!何で電話したのにでねぇんだよ!」




「あ、葵君…」




隼人は俺を突き飛ばした。




「馴れ馴れしく俺の彼女に触らないでくれる。雅は俺のだから。」




ふざけんな。ふざけんなふざけんな。




雅は俺を好きだと言ってくれた。雅は俺を裏切るわけがない。




「ふざけんなよ!おい雅ちょっと来い」




俺は雅の手を掴んだ。




すると雅は俺の手を振り払った。




「…ごめん葵君あたし隼人が好きなの。だから別れよう。ごめん…」




嘘…嘘だろ……




雅のあまりの衝撃的な言葉に俺はショックを隠せなかった。
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