だぁーッいすき
髪をかわかして
すぐに部屋に戻った。
お腹すいたな。
「そうだ♪」
よく考えたら
いつお腹空いても大丈夫なように
机の引き出しに
ちょっと小っちゃいポテチとスナック菓子を大量に
入れてた。
「いただきまーす!!」
ポテチを食べようとした瞬間…。
―ブルブル
「こんないいときに誰だよぉ!」
携帯にメールありの文字。
優奈からだ。
って優奈!?
急いで端末暗証番号を解く。
『まきへ
本当にごめん。
謝ったって許してくれないのは分かってる。
本当にごめん。
別に利用なんてする気なかった。』
利用??
ああ。
思い出した。
『そうなんだ。』
それだけ返した。
『あのね。
実は優奈は弱いんだぁ。
強くなりたいって思ってああいう事してたの。
今では間違ってたって思ってる。』
弱い?
初めて聞いた。
『気付いたならいいじゃん。』
ちょっと冷たすぎるかな。
『また仲良くしてほしい。』
仲良く?
もう優奈のこと
本気で信じられない。
だけど
まきと智也くんの関係を
ばらしてない。
本当に弱いのかもしれない。
まだ早いんだから
やり直せばいいんだ。
『いいよ。』
そう返して
眠りについた。
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