だぁーッいすき
まきは
ごめんねって
ずっといってたの。
だから
まきは悪くないよって。
まきは
ずっと泣くのを我慢してたみたいだった。
学校についても
それは変わらなかった。
「まき。
泣きたい時はおもいっきり泣いちゃえ?」
まきは
にっこり笑って
涙が流れ始めた。
そんなまきを
ゆっくり抱き締めてあげた。
まきは
声を殺して泣いてた。
ずっと我慢してんだなって伝わったよ。
「もう大丈夫だよ。」
そういうと
まきはずっと頷いてた。
「ありがと」
まきは
ゆっくりと
はっきりと
優奈に伝えた。
ありがとって。
優奈の方こそ
ありがとうだよ?
まきのおかげで
いろいろきづけた。
自分に素直になる心を
教えてくれた。
友達の大切さを。
今ではもう
さきたちと
仲良くなれたよ?
仲直りできたよ?
それは
まきのおかげだったの…
気付けば
まきは泣きやんで
優奈が泣いてた。
「優奈ごめんね。」
まきは悪くないよ。
そういいたいけど
涙が流れて
うまくいえない。
「大丈夫だよ。」
迷惑ばかりかけて
ごめんね。
今度は
優奈がまきを
助けてあげるからね。
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