だぁーッいすき

存在

空翔。
優しすぎるよ。
もぉまきの恋は無理なんだよ??
好きな人がいるんだって。悲しいよ…。
さっき智也くんに嘘ついた。
しかも約束も破った。
まきって最低じゃん…。
まきのばかっ。
ばかばかばか。
本当は空翔に
「智也くんは好きな人がいるんだって。
秘密って言われたけど空翔には報告するよ。
だから智也くんの恋を応援する☆」
っておくったのに…。
嘘つきじゃん。
まきって超最低よね。
まきが悪いもん。



「まきちゃん!!」
「うわっ!」
びっくりしたー。
ってか智也くんの存在忘れてたーっ。
「大丈夫?」
まきの顔をのぞきこんでくる。
やばいよ。
かわいいって。
「熱はないみたい。」
智也くんのおでこが
まきのおでこにくっついた。
智也くんのおでこ熱い。
「智也くんのおでこ熱いよ?風邪?」
なんでだろう?
顔をのぞきこんでみたら
「顔真っ赤じゃん。」
なんで真っ赤なんだろ?
「まきちゃんがそんな目でみるからだろ!」
そんな目?
「ごめん。」
何がわるいかわからんっ。
「その目はダメだろ。」
―ギュッ
頭の中が真っ白。
「智也くん?どおしたの?」
返事かえってこないし。
「…。ごめん。」
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