だぁーッいすき
みちゃいけなかったよね。
ってか、空翔もてるな。
「まぢイラつくっ!!」
智也くんがきれてる。
ってか部員…。
少なくない??
男子10人。女子5人。
今年はいってきて
男子18人。女子11人。
これって普通なのかな??
あー。
空翔のことで
頭がいっぱいだよ。
まきのこと、もう嫌いになっちゃったかな?
なんで智也くんはそんなにきれるんだ?
「松浦君!!二宮さん!!」
みんな立ってる。
まきと智也くんは目があう。
「「あっ!!」」
意識飛んでたな。

―クスクス
みんな笑ってるよぉ。
うちら顔真っ赤だし。
なんだよー。

今日は部活の練習メニューと自己紹介で終了。
智也くんと楽しく下校。
のはずが!!

「空翔。
チューしてよ。
ダメならわかるよね??」
15mほど前に
空翔とゆぅの姿。
あれ??
目の前が真っ暗。
音が聞こえないよ。
あっ。
まきの目の前は智也くんの制服だ。
耳は押さえられてるんだ。
智也くんなりの優しさだね。
別にいいよ。
大丈夫だから。
ありがとう。
心の中で言う。
「まきちゃん。
走って帰ろっか。」
まきはうなずく。
有り得ない。
智也くんがブツブツ言ってる。
「智也くん。」
気付いたら智也くんの
腕の中にすっぽり入ってた。
しかも泣いてる。
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