だぁーッいすき
いつもの3人に戻りたい。
だけどそれは叶わない。
夢を見てたんだ。
叶わない夢を。
もしかしたらって
悪い夢を。
「俺らのこと忘れろ」
俺らのこと忘れろ??
俺らって
空翔と智也くんだよね。
「はい。」
敬語になっちゃったよ。
まきってばかだな。
「それじゃあ」
もぉ元には戻れないんだ。
「バイバイ」
反射的に
出た言葉。
バイバイ。
まきの心なくなっちゃった。
信用してる人。
いないよ。
友達もいないよ。
だってみんな
まきをみる目が違うもん。
とりあえず
これを消そう。
引き出しをあける。
筆箱。
がない。
ゴミ箱だ
きっと…。

あった。
ゴミ箱からとる。
「なんかいるよー!
きもスーっ♪」
みんながまきに言う。
なら見んなよ。
そう言いそうだったけど
なんとか我慢。
消ゴムが
真っ白のはずなのに
真っ黒。
別にいーや。
シャーペンや色ペンは
分解されてる。
それを1つ1つ直していく。

消そう。
あっ。
先生がきた。
遅かったな。
「わりわり。遅れた」
本気で謝る気あるのかな?
授業はすぐに終わった。
その日はそれ以上何もなく終わり走って家に帰った。
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